虜になるほど滑らかな打鍵感!薄型メカニカルキーボード「Lofree Edge」をレビュー

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Lofree Flowの登場でロープロファイルキーボードに革命が起きたのも、まだ今年の出来事です。しばらくはLofree Flowを超えるキーボードは出ないだろうと思っていたのも束の間、早くも「Lofree Edge」という新作キーボードが登場。

私はLofree Flowを持っていたので一旦スルーするつもりだったのですが、縁があってメーカー様からLofree Edgeを提供していただきました。

Lofree Flowと比較しつつレビューしていくので、Lofree Edgeに興味がある方はチェックしてみてください。

Lofree Edgeの評価
打鍵感
硬い
柔らかい
静音性
うるさい
静か
携帯性
持ち運びづらい
持ち運びやすい
カスタマイズ性
低い
高い
価格
高い
安い
Lofree Flow Liteのメリット
Lofree Flow Liteのデメリット
  • 軽快かつ滑らかなタイピングができる
  • 軽量&薄型だから持ち運びしやすい
  • カーボンデザインに高級感を感じる
  • キースイッチを交換できない
  • QMK/VIAに対応しているわけじゃない
  • キーキャップの印字が見づらい

本製品はメーカー様から提供品をいただいてレビューしています。

目次

Lofree Edgeの特徴

  • カーボンファイバーとマグネシウム合金を採用したボディ
  • 厚み5.4mm、重さ485gの薄型&軽量設計
  • 新たなキースイッチKailh POM スイッチ2.0を実装
  • 静音性が高いPCBガスケットマウント搭載
  • Lofree Configuratorでキーマッピング対応
  • 1000Hzのポーリングレート
  • 20000mAhのバッテリー
  • Bluetooth&有線接続対応
  • Mac、Windowsに対応
  • USB Type-Cポート搭載
  • バックライト対応

厚み5.4mmの薄型キーボードでありながら、高級感のあるカーボンファイバーとマグネシウム合金を採用したボディ。他のキーボードとは一線を画すようなオーラを感じられます。黒一色に統一されたデザインも特徴的で、見た目にこだわる方でも満足しやすいでしょう。

そして今回開発したキースイッチはLofree Flowとは別物の「Kailh POM スイッチ2.0」を実装。キースイッチは従来より小型になったので、メカニカルでありながらノートパソコンのキーボードでタイピングしているかのような薄さを感じられます。

また、Lofree Edgeは「Lofree Configurator」という専用ソフトウェアに対応。キーマッピングの変更が可能となったので、より作業効率を上げられるようになりました。

海外産のキーボードですが、ちゃんと技適にも対応。本体背面にマークが表記されています。

ちなみに付属品はキーキャップやUSBケーブルなど。

組み立て式のスタンドも付属しており、キーボードを立てかけられます。キーボードじゃなくてもスマホやタブレットのスタンドとしても使えそう。

Lofree Edgeのメリット

軽快かつ滑らかなタイピングができる

Lofree Edgeは絶妙な押し心地のおかげで、指が突っかかることなくスムーズにタイピング可能。Lofree Edge用に実装された「Kailh POM スイッチ2.0」は軽いけど硬い感覚もするという独特なフィードバックです。

つまりカチカチとした打鍵感でありつつ、軽快な押し心地を両立できています。キーを押したときの感覚は固いはずなのに、滑らかにタイピングできるものだから不思議な感覚です。

YAMA

軽すぎず重たすぎずといった絶妙な打鍵感なので、ぜひ使ってみてほしい。

タイピング動画はこちら

軽量&薄型だから持ち運びしやすい

本体はわずか5.4㎜と、ガスケットマウントやらマグネシウム合金やら含まれているのに驚くほど軽い。それでいて重さ約485gなので、メカニカルキーボードとしては軽量の部類に入ります。

手に持ってみても想像以上に軽かったです。Lofree EdgeよりさらにコンパクトなNuPhy Air60 V2と同じくらいの重量なので、携帯性も優秀と言えるでしょう。

持ち運ぶ際は保護クロスを使っています。Mサイズならちょうどキーボードを包めるのでおすすめ。

Mサイズでちょうどいい感じ

カーボンデザインに高級感を感じる

表面はさらさらなカーボンファイバーに包まれており、良質なPBTキーキャップと相まって比類のない高級感を出しています。黒色好きとしてはこれ以上ないほど刺さるデザインですね。

前モデル「Lofree Flow」の黒色も好きでしたが、Lofree Edgeはさらにシックなデザインへと進化しています。

しかもカーボン素材は薄くて頑丈なので、ちゃんと耐久性も備えているのがポイント。洗礼されたデザインと言えるでしょう。

Lofree Edgeのデメリット

キースイッチを交換できない

前作のLofree Flowはホットスワップ対応だったのでLofree Edgeもできるかと思ったら、ホットスワップ非対応という。

そもそも今回Lofree Edgeに実装されている「Kailh POM スイッチ2.0」は高さ9.8mmなので、Lofree Flowのロープロファイルスイッチより2.1mmも小さくなっています。その薄さの上でLofree Edgeの打鍵感が成り立っているため、他のキースイッチでは代えられない設計となっているようです。

欲を言えば色んなキースイッチを楽しみたかったところですが、Kailh POM スイッチ2.0自体に不満はないので支障はありません。

QMK/VIAに対応しているわけじゃない

Lofree Edgeはキーマッピングに対応しているのですが、VIAやQMKといったお馴染みのツールには対応していません。キーマッピングをするにはLofree Configuratorという専用ソフトウェアを使います。

Lofree ConfiguratorはVIAほどの自由度はないので、色々とカスタマイズしたい人にとっては物足りないでしょう。

とはいえLofree Configuratorは設定画面が分かりやすいので、VIAみたいな複雑さは感じられません。地味に邪魔くさいHOMEキーからPGDNキーも、「Standard Keyboard Button」からNoneを選択すれば何も反応しなくなるので助かります。

WindowsとMacならControl+Spaceを任意キーにマッピングしておけば、日本語と英語の切り替えが楽になるのでおすすめです。

ただしWindows 11はデフォルトでControl+SpaceによるIME切り替えができないので、下記ページを参考に設定する必要があります。

[blogcard url=”https://engrholiday.jp/win/msime-ctrl-space/”]

ちなみにLofree Configuratorは現状ではWindowsしか対応しておらず、Mac版は後日リリースされるとのこと。

キーキャップの印字が見づらい

キーキャップの印字が薄い白文字なので若干見づらい。タッチタイピングすれば問題ありませんが、人によっては気になるかもしれない。

バックライトで見やすくなるかと思いましたが、光量が少なすぎてあんまり変わらず。「ちょっと光ってるな~」くらいのバックライトなので、従来のメカニカルキーボードほど派手なものではありません。

Lofree FlowとLofree Edgeの比較

打鍵感にこだわるならLofree Edgeがおすすめ

Lofree Edgeがおすすめな人
Lofree Flowがおすすめな人
    • 高級感のあるブラックが好き
    • キーボードは薄型の方がタイピングしやすい
    • ソフトウェアでカスタマイズしたい
    • 白色のキーボードが好き
    • キースイッチをカスタマイズしたい
    • テンキー付きのモデルを使いたい

    正直のところLofree FlowとLofree Edgeはどちらも好みの打鍵感なので、甲乙つけがたいです。

    Lofree Flowは従来のロープロファイルより深みと弾力があり、快適なタイピングができます。対してLofree Edgeは薄型でありつつも軽快な打鍵感のため、Flowとはまた違った良さがあるんですよね。

    実際の打鍵音も比較してみましたが、静音性はLofree Flowの方が勝っていると思います。Lofree Edgeは意外と音が響きやすいような。

    そして本体の薄さもLofree Edgeの方がスリム。

    Lofree Flowにはなかった角度調節も、Lofree Edgeなら対応しています。

    とはいえLofree Flowはキースイッチを交換できるというカスタマイズ性と、ホワイトカラーがあるところは強みだと思います。テンキー付きのモデルもあるのでバリエーションは豊富です。

    Lofree Edgeのペアリング方法は?

    ペアリングFNキー+1/2/3いずれか長押し
    デバイス切り替えFNキー+1/2/3いずれか1回押す

    他にも操作方法を知りたい場合は下記マニュアルをチェックしてください。

    まとめ

    Lofree Edgeのメリット

    • 軽快かつ滑らかなタイピングができる
    • 軽量&薄型だから持ち運びしやすい
    • カーボンデザインに高級感を感じる

    Lofree Flowよりも薄型なのに、メカニカルらしい打鍵感を楽しめるのがメリット。硬さはありつつも軽快な打鍵感で、他のキーボードにはない独特さを感じられます。それに重さ485gという軽さなので、持ち運びもしやすい。

    なによりカーボンブラックの高級感あるデザインが魅力。所有欲も満たせるキーボードと言えます。

    Lofree Edgeのデメリット

    • キースイッチを交換できない
    • QMK/VIAに対応しているわけじゃない
    • キーキャップの印字が見づらい

    Lofree Flowみたいにキースイッチの交換ができないので、打鍵感に変化を加えられないのがデメリット。またキーカスタマイズも専用ソフトウェアでしかできず、QMK/VIAによる自由度のキーマッピングは非対応です。

    とはいえ普通に使うだけなら不満は少ないので、カスタマイズ性へのこだわりが少ないなら問題ないでしょう。

    Lofree Edgeはどんな人におすすめ?

    • 心地よい打鍵感の薄型キーボードを求めている
    • 出先でも快適なタイピングがしたい
    • オシャレな黒色キーボードが欲しい

    一般的なロープロファイルメカニカルよりも、さらに薄型かつ軽量なキーボードを求める方におすすめです。

    Lofree Flowとは打鍵感が異なるものの、Lofree Edgeは唯一無二というか、新鮮な打鍵感を味わえます。

    YAMA

    それに高級感のあるブラックカラーもオシャレです。黒色好きとしてはたまらない…!

    前作のLofree Flowはロープロファイルキーボード界を揺るがすほどの衝撃を与えていたと思いますが、Lofree Edgeはそのハードルを難なく超えた印象です。

    薄型キーボードでも打鍵感にこだわりたい方は、ぜひLofree Edgeを使ってみてください。

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