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Galaxy Tab S9とiPad Pro11インチ(第4世代)は何が違うのか?スペックを比較してみた

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Galaxy Tab S9シリーズが2023年9月に発売されましたが、iPadと何が違うのか?という疑問がある方に向けて、スペックや機能を比較してみました。

私は現在Galaxy Tab S9を使っていて、過去にiPad Pro 11インチの第3世代を使っていましたが、第4世代は所持していません。

なので、iPad Proに関しては僕が使っていた頃の記憶を照らし合わせつつ比較していきたいと思います。

目次

iPad Pro 11インチ(第4世代)とGalaxy Tab S9のスペック

製品名Galaxy Tab S9iPad Pro 11(第4世代)
ディスプレイ画面サイズ:11インチ
解像度:2,560×1,600
ディスプレイ:有機EL AMOLED 2X
アスペクト比16:10
画面サイズ:11インチ
解像度:2,388 x 1,668
ディスプレイ:Liquid Retinaディスプレイ
アスペクト比3:4
リフレッシュレート120Hz120Hz
スピーカークアッドスピーカー with AKG Dolby Atomos対応クアッドスピーカー
プロセッサSnapdragon 8 Gen 2 for GalaxyM2チップ
バッテリー8,400mAh7,538mAh
メモリ8GB8GB(128GB、256GB、512GBモデル)
16GB(1TBまたは2TBモデル)
ストレージ128GB128GB
256GB
512GB
1TB
2TB
MicroSDカード1TBまで対応非対応
防水防塵IP68不明
生体認証指紋認証(画面内)、顔認証Face ID
アウトカメラ13MP広角12MP広角
10MP超広角
インカメラ12MP超広角12MP超広角
サイズ165.8 x 254.3 x 5.9mm178.5 mm × 247.6 mm × 5.9 mm
重さ498gWi-Fiモデル:466 g
Wi-Fi + Cellularモデル:468 g
インターフェースUSB Type-C 3.2 Gen 1USB-Type-C Thunderbolt 3 / USB 4
Bluetooth5.35.3
ネットワークWi-Fi 6EWi-Fi 6E
Cellularモデル:5G対応
GPS対応Cellularモデルのみ対応
価格124,799円124,800円(最安モデルの価格)

性能に関してはどちらもハイスペックモデルのため、トップレベルの性能を誇ります。ゲームやら動画編集やら、あらゆる作業で快適に使えることは間違いないです。

価格もほとんど同じなので、どちらを選ぶかは好みに寄る部分もあるでしょう。

強いて言うなら手持ちのデバイスにApple製品が多いならiPad Pro 11インチSamsungやWindowsの製品を使っているならGalaxy Tab S9を選べば、それぞれの機能を活かした使い方ができるのでおすすめ。

iPad Pro 11インチ(第4世代)のメリット

専用アクセサリーが豊富

iPadは公式のアクセサリーが豊富ですが、それだけでなくサードパーティ製のアクセサリーもたくさんあります。

例えばPITAKAというメーカーでは、iPad Pro用のケースやワイヤレス充電を可能にするアクセサリーを展開したり、MOFTではiPad用の便利なスタンドがあったり、専用アクセサリーが多い印象です。

実際にiPadを使っていた頃はアクセサリーのおかげで作業が捗っていたので、豊富なアクセサリーがiPadの魅力を上げる要因にもなっていると思います。

Apple製品同士の連携が便利

おそらくApple製品から離れられない大きな理由となっているのが、Appleのエコシステムです。

例えばAirDropを使えば近くにあるAppleデバイス同士でファイル共有ができたり、iPadでテキストをコピーしたらiPhoneでそのままペーストできたり、便利な使い方ができます。

他にもApple WatchでMacbookのロック解除ができる等、Apple製品を揃えるだけで様々な恩恵があります。

しかも上記の機能は驚くほど簡単に使えてしまうので、使い勝手の良さは素晴らしいと思います。もはや唯一無二と言えるほどの機能性を持っているのが、apple製品の魅力と言えるでしょう。

Androidよりも優秀なアプリが多い

体感ですが、AndroidよりもiPadの方が便利なアプリは多いと思います。

実際のところアプリの数はPlay StoreよりApp Storeの方が多いですし、Appleの厳しい審査のもとでリリースされているので品質も良いです。

それにiPadは手書きアプリが豊富なので、Plannerで手帳をデジタル化できたり、GoodNotesで手書きノートを作成できたり便利な使い方ができます。

Galaxy TabでもGoodNotesは使えますが、それ以外で使いやすい手書きアプリはOneNoteくらいなので、選択肢が少ない印象です。

現状だとアプリの優秀さはiOSに軍配が上がるので、色んなアプリを使ってみたい人にとってiPadは使いやすいと感じるでしょう。

iPad Pro 11インチ(第4世代)のデメリット

総じて価格が高い

人によって価格の高さがネックになるでしょう。

最新モデルは本体だけで11万円くらいしますが、iPadを最大限活用したいならアクセサリーが必要になります。

そうなると純正のペンシルとキーボードを合わせるだけでプラス5万円くらいするので、高性能なノートパソコンが買えるレベルですね。

もちろん、本体を中古で買ったりサードパーティ製のアクセサリーで代用したりしてコストを抑えることはできますが、それでも値段は高いでしょう。

一般的な使い方だと持て余すほどの性能

iPad Pro 11インチの第4世代はM2チップを搭載しており、ベンチマークスコアもトップレベルなので、タブレットとしては最高峰の性能だと言えます。

それゆえに、大きすぎる性能を「持て余している感」が出てしまうかもしれません。

例えばタブレットで動画を見たり、ゲームをしたりエンタメ用途でしか使わない場合、明らかにオーバースペックだと思います。iPad Proほどの性能ならゲームをする上で困ることはないかもしれませんが、ただゲームをしたいだけならiPad Airでも十分遊べる性能があります。

iPad Proの性能を持て余さずに使いたいなら、動画編集やイラスト作成などクリエイティブ用途で使い倒せるかどうかが重要になるでしょう。

ストレージを拡張できない

Galaxy Tabと違ってmicroSDカードが使えないので、クラウドストレージに頼るか外部ストレージをUSBで繋げて使うしかありません。

もしくは購入時に内部ストレージを選ぶことができますが、ストレージが多いほど価格も上がってしまうのは悩みどころです。

内部ストレージが大いに越したことはありませんが、そもそもMicroSDカードが使えたら助かる部分もあるはずなので、ここがAndroidとの差になると思います。

Galaxy Tab S9のメリット

iPad Pro以上のハードウェア性能が魅力

Galaxy Tab S9には下記の特徴があります。

  • 有機ELディスプレイ
  • Dolby Atmos対応のクアッドスピーカー
  • iPad Pro以上の防水防塵性能
  • micro SD対応
  • リバースチャージ機能

なにより素晴らしいのは有機ELディスプレイとスピーカー性能です。

iPad Proでもディスプレイは十分に綺麗ですが、有機ELディスプレイを使っているわけではないため、Galaxy Tab S9のディスプレイの方が綺麗に感じます。

スピーカーが4つというところはiPad Proと同じですが、Dolby Atmosに対応しているのでサラウンド感を感じられます。

YAMA

上記の機能があるだけでiPad Proよりも動画鑑賞で満足できますね。

IP68という防水防塵性能があれば水回りでも使いやすいですし、本体そのものの耐久性の高さを感じられます。

スマホとタブレットをケーブルで繋げば、いざという時はタブレットがモバイルバッテリーとなってスマホを充電する機能も地味に便利。

GalaxyスマホやWindowsとの連携機能がある

Galaxy Tab S9ではSamsung Flowというアプリを使うことでスマホの画面をタブレットに表示できたり、ファイルの共有や通知の共有できたり、さまざまな機能が使えます。

さらにWindows PCに対してGalaxy Tab S9を2つ目のディスプレイとして使うことができるので、サブモニターとして使うこともできます。

iPadなら当たり前にある機能ですが、Androidタブレットだと同じことができる機能が非常に少ないんですよね。

上記の機能はWindowsユーザーにとって役立つ機能だと思うので、タブレットを有効活用したい人はGalaxy製品がおすすめです。

microSDカードが使える

先述した通りiPadではmicroSDカードが使えないため、Galaxy Tab S9の方がストレージの拡張がしやすいです。

microSDカードが使えれば動画や写真ファイルを大量に保存できますし、データのバックアップをすることもできるのでタブレットの使い勝手が良くなるでしょう。

とはいえクラウドストレージを使った方がタブレットでもスマホでもPCでもファイル管理と共有ができて楽ですが、買い切りで大量のストレージを確保できるmicroSDの方が使い勝手は良いと感じます。

手書きがとても滑らかで使いやすい

これまでずっとiPadで手書きしていましたが、初めてGalaxy Tab S9でSペンを使って感動しました。

それくらいペンの追従性と滑らかな書き心地が素晴らしいです。

私は絵描きは全くしないので、メモやノートを書くくらいの使い方でしか使っていませんが、体感ではApple Pencilより手書きしやすいと感じました。

しかもSペンは本体の付属品として付いてくるので、Apple Pencilのように追加費用が発生しないところは好印象ですね。

それにApple Pencilと同様にスクショやクイックノート機能もあるだけでなく、好きなアプリを起動させるショートカット機能も有り。多機能なところもメリットと言えます。

Galaxy Tab S9のデメリット

OSの使いづらさを感じる

iPadはiPad用に最適化されたiPad OSを搭載しているので、アプリ画面の最適化や機能性にも優れています。

例えば、アプリの表示に関してiPadなら画面サイズに適した表示になっていますが、Galaxy Tab S9だとスマホの画面をそのまま大きくしたような画面や、横画面の表示に対応していないアプリもあります。

iPadでの表示画面が自然なだけに、Galaxy Tab S9の画面には違和感を感じてしまいます。

Galaxy Tab S9も「One UI」というGalaxy製品用に最適化されたAndroid OSを搭載しているものの、まだiPadには及ばない印象です。

とはいえ慣れれば気にならない部分もありますが、iPadからAndroidタブレットに移行する人は戸惑ってしまうかもしれません。

アクセサリーが少なすぎる

Galaxy Tab S9を買ってからアクセサリーを揃えようと思いましたが、明らかにiPadより種類が少ないと感じました。

そもそも保護フィルムすらAmazonのような通販でしか売っていませんし、公式サイトで販売されている保護フィルムは高すぎます。

YAMA

ケースに関しても選択肢が少なく、アクセサリーを選ぶ楽しさはほとんどないでしょう。

Galaxy Tab S9が国内で売れてくれればアクセサリーが増える可能性が高くなるかもしれませんが、現状はとにかくアクセサリーの少なさが気になります。

Androidタブレットの活用事例が少ない

iPadは国内で一番人気のタブレットということもあり、インフルエンサーがiPad向けの活用事例を発信してくれるおかげで、Youtubeでも解説動画が多く存在します。

それに比べてAndroidタブレットやGalaxy Tabについて発信している人が少ない印象です。

動画を見ていてもレビュー動画がほとんどで、使い方を教えてくれる動画は少ないと思います。どういう活用方法があるのか、使い方を知りたい人にとっては困るかもしれません。

海外ではGalaxy製品の動画を出している人が多いようなので、やはり日本ではGalaxy Tabの人気はまだまだ低いのかもしれません。

どちらを買うべきか?

iPad Proが向いている人

  • 他にもApple製品を持っている
  • 動画編集や3D作成などクリエイティブに使いたい
  • イラストやノート作成で使いたい
  • タブレットを活用して色々なことをしたい

Galaxy Tab S9と違ってiPad Proは豊富なアプリや機能があるので、主にクリエイティブ用途で役立つことは間違いないです。

手書きで勉強やイラスト作成もしやすいですし、学生から社会人まで使いやすいタブレットと言えます。

ただ手持ちのデバイス環境にApple製品が全く無かったり、エンタメ消費くらいの使い方しか想定していない場合はGalaxy Tab S9の方が合っていると思います。

Galaxy Tab S9が向いている人

  • microSDカードを使いたい
  • Samsung特有の機能を活用したい
  • AndroidやWindowsを使っている
  • ゲームや動画視聴を楽しみたい

iPadは万人におすすめできるタブレットですが、Galaxy Tab S9も性能的に劣っていませんし、Androidタブレットの中では最強クラスなスペックです。

ですがアプリの数が少なかったり、最適化されていなかったり所々で使いづらさは感じるため、初心者向けじゃないタブレットです。

YAMA

それでもSamsung Dexのようなユニークな機能や、Windowsとの連携機能があるところは魅力に感じますね。

有機ELディスプレイも美しいので、ゲームや動画視聴を楽しみたい方にとっても向いているタブレットだと思います。

まとめ

とりあえずゲームや動画鑑賞を楽しみたい人にとって、Galaxy Tab S9の有機ELディスプレイやサラウンドスピーカーは魅力的に映ると思います。とはいえ、コンテンツ消費だけでなくとも様々な使い方ができるスペックなので、可能性を感じられるタブレットです。

一方、iPadはMacやiPhoneとの連携機能や、クリエイティブに特化したアプリが多いため、仕事や勉強で役立つタブレットと言えます。

高品質なディスプレイとスピーカーを楽しみたいならGalaxy Tab S9、クリエイティブ用途で使うならiPad Proという選び方がおすすめです。

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