Androidタブレットといえば、iPadと違って横長の画面が特徴的です。
横長なら動画視聴で見やすいですが、それ以外の使い方だとiPadより画面が小さく感じるので、少し窮屈な画面に感じる。
そんな細かい不満を解消してくれるAndroidタブレットが「OPPO Pad 2」です。
OPPO Pad 2を一言で表すなら、「読むことに特化したタブレット」といったところでしょうか。7:5の画面比率というのはA4用紙のサイズとほとんど同じで、横向きでも縦向きでも見やすい画面サイズです。
さらに画面が11.6インチという大画面なので、電子書籍やWebサイトを読みやすいと感じるでしょう。
今回はメーカー様から製品をレンタルさせていただくことになったので、しばらく使った感想を紹介します。
OPPO Pad 2は普段使いしやすいスペック
サイズ | 約259mm×190mm×6.6mm |
重さ | 約552g |
ディスプレイ | 11.6インチLCDディスプレイ 144Hzリフレッシュレート DCI-P3 97.4% 2,800×2,000 |
プロセッサ | MediaTek Dimensity 9000 |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
バッテリー | 9,510mAh |
急速充電 | 67W |
スピーカー | クアッドステレオスピーカー Dolby Atmos対応 |
インカメラ | 約800万画素 |
アウトカメラ | 約1,300万画素 |
ネットワーク | Wi-Fi6 |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
インターフェース | USB Type-C 2.0 |
生体認証 | 顔認証 |
OS | ColorOS 13 |
カラー | グレー |
OPPO Pad 2の動作はサクサクで、ブラウザを見たり動画を見たり、複数のアプリを立ち上げてもストレスなく使えました。
Geekbench 6のスコアを見た感じだと、Galaxy Tab S9 FE以上、iPad 第10世代未満の性能といったところです。
試しに原神をプレイしてみました。低画質の設定なら快適ですが、高画質の設定は重たいですね。
ちなみにゲームパフォーマンスを変更できたり、端末の温度を計測できたりと、ゲームしやすくなる機能があります。
スピーカー性能も良く、Dolby Atomosのおかげで迫力あるサウンドを楽しめます。サウンドプロファイルを変更できるので、自分好みのサウンドに変えることが可能。
重量に関しては552gあるので少々重たいですが、本体がかなり薄いので手で持ちやすいです。
7:5ディスプレイによる快適なリーディング
私がOPPO Pad 2で最も魅力を感じたところが「7:5の画面比率」です。
この画面比率は国内のタブレットでは馴染みが無く、現状だとOPPO Pad 2だけが採用しています。7:5という画面比率はA4やB5用紙で使われているので、実は馴染みのある画面比率です。
iPadの画面比率と近しいので、iPadのディスプレイが好きな方はOPPO Pad 2も気に入ると思います。
一般的なAndroidタブレットは16:9の画面比率となっているので、それと比較してみました。OPPO Pad 2の方が横画面でも縦画面でも見やすく、ディスプレイが広々としているのが分かると思います。
ただ16:9の方が映像を見るのに適した画面比率なので、動画視聴のときに7:5だと画面の上下に黒枠が生まれてしまいます。
とはいえ分割表示したとしても画面が見やすいし、88%画面占有率のおかげで没入感が高くて気に入っています。
専用ペンシルはそれなりに使いやすい
OPPO Pad 2で使える専用ペンシルはシンプルなデザインです。物理ボタンはありませんが、先端の部分をダブルタップをして消しゴムに変える機能はあります。
本体にマグネットでくっつけて充電できるので、利便性は高いですね。
肝心の書き心地ですが、少し遅延しているように感じます。文章を書くくらいなら気になりませんが、絵を書くなら書きづらいと感じるかも。
貸出機なので保護フィルムを付けていない状態だと少し書きづらかったですが、ペーパーライクフィルムを着ければ書きやすくなるはず。
価格の高さだけがネック
OPPO Pad 2の価格は89,800円。iPadの価格が高いことを考えると、Androidタブレットはなるべくコスパが高い製品を使いたいところ。
実際、クリエイティブ用途で使うならGalaxy Tab S9シリーズの方が使いやすかったですし、エンタメ用途ならXiaomi Pad 6が適役です。購入の決め手になるとしたら、7:5の画面比率に魅力を感じるかどうかが重要になります。
タブレットでYoutubeやネット記事を見るのが好きな筆者にとって、OPPO Pad 2の画面の見やすさには魅入られました。
とても珍しい画面比率のAndroidタブレットなので、他のタブレットには無い魅力を感じます。
それにほぼ12インチといえる画面サイズは、電子書籍を大きい画面で見れるのもメリットです。独特なサイズ感なので、家電量販店で実機が展示されていたら触れてみてほしい。
【まとめ】OPPO Pad 2はインプットに強いAndroidタブレット
タブレットというのは電子書籍を読んだり、動画を見たり、シンプルな使い方で輝きます。そういう時、画面の見やすさは大きなメリットと言えるのではないでしょうか。
ペンシルを使ってメモを書くのにも最適なサイズだし、学習用途にも使いやすいです。
OPPO Pad 2の画面サイズはほぼ12インチと変わらないので、大きい画面を求める方におすすめ。
タブレットでインプットをするのが好きな方なら気にいると思います。