仕事で使うならタブレットよりノートパソコンの方が優秀だと思う方は多いのではないでしょうか。実際、タブレットで作業している身からしても、結局パソコンの方が快適だと感じるときもあります。
ブログを書いたり編集作業をしたり、一部の作業ならタブレットでもできないことはありません。しかしパソコンの存在があるため、タブレットを使う意味って何なのか疑問に感じてしまいます。
そこでタブレットとパソコンを両方使っている筆者が、ノートパソコンよりタブレットの方が使いやすいと感じる場面をまとめました。
ビジネスとプライベート目線でタブレットとパソコンを比較します。どちらを選ぶか悩む方や、タブレットの使い道が分からない方は参考にしてみてください。
タブレットよりノートパソコンの方が優れている理由
①ビジネス向けだから
社会に出てみると、ほとんどの人はノートパソコンかデスクトップパソコンで仕事しています。特にエンジニアや事務職の方はパソコンを使うことが多いでしょう。それほどノートパソコンというのはビジネスで多用されるデバイスです。
ビジネス向けのタブレットと言えば、iPad Proくらいでしょうか。
営業の仕事でタブレットを使って資料を見せるとか、飲食店でメニュー表としてiPadを使うといったイメージはありますね。
つまり自由度の高さはノートパソコンが上だけど、特定の場面で使うならタブレットでも活躍するというわけです。
②単体で作業しやすい
タブレットだとキーボードやマウスは別売りのアクセサリーとして販売されていますが、ノートパソコンならキーボードとマウスが一体化しています。タブレットよりは用意するものが少なく、単体で作業しやすいのがメリット。
iPadでもMagic Keyboard Folioを使えばMacbookのように使えますが、ただでさえiPadの本体代が高いのに、Magic Keyboard Folioという3万円くらいするアクセサリーを買うのは高すぎる。
まあノートパソコンもスペックの高い機種なら価格は高いですが、アクセサリーを使わなくても単体で作業できるのは強みでしょう。
③タブレットに比べてできることが多い
例えばOfficeソフトやAdobeの編集ソフトなど、パソコンなら全ての機能を使えます。タブレットでも大体の機能は使えますが、一部の制限があるため人によっては不満を感じるでしょう。
ソフトウェアのインストールで機能を拡張できるのもパソコンだけなので、タブレットとノートパソコンではソフトウェアの差が顕著です。
とはいえできることが多すぎて逆に使いづらいと感じる方もいるため、シンプルな使い方ならタブレットの方が気楽なんですよね。
タブレットは使い方次第で輝く
前提として、タブレットはノートパソコンの代わりにならないです。その理由は自由度の違いにあります。
例えばパソコンは様々なソフトウェアをインストールして使えたり、モニターに出力して複数画面で作業できたりと、使い勝手が良いです。
タブレットはシングルタスクに特化しており、複雑な作業には向きません。その代わり、単純な作業ならタブレットでも活躍します。ペンシルで手書きノートを書いたりキーボードで文章作成したり、状況によってはパソコンより使い勝手が良いです。
電子書籍を読んだりYoutubeを見たり、何かを見るという目的で使うならタブレットの方が手軽ですね。
つまり1つのアプリに集中するような制限した使い方において、タブレットの方がシンプルで使いやすいのです。
ノートパソコンよりタブレットの方が使いやすい場面
- SNSやブログなど縦に長い文章を読むとき
- お気に入りのキーボードで文章作成したいとき
- 外出先でも手軽に写真編集したいとき
- 寝ながら動画を見たいとき
- 電子ノートで勉強したいとき
それぞれ解説していきます。
SNSやブログなど縦に長い文章を読むとき
インプットとして使うならタブレットの方が優秀です。タブレットはほとんどスマホと同じ感覚で操作できるので、ノートパソコンより使いやすいと感じる部分があります。
例えばWebブラウジングしたり電子書籍を見たり、何かを読むという用途でタブレットは活躍しやすい。
スマホより大きい画面だから文字が見やすいし、スマホ向けコンテンツが多い世の中なのでタブレットとの相性が良いです。同じことはノートパソコンでも可能ですが、読みやすさはタブレットの方が優秀ですね。
それにタブレットなら8インチや11インチなど、持ちやすいサイズから選びやすいのがメリットでしょう。
お気に入りのキーボードで文章作成したいとき
ノートパソコンならキーボードが搭載されているのでどこでも文章作成しやすいですが、人によってはキーボード自体が使いづらいと感じるでしょう。
その場合、タブレットなら好きなBluetoothキーボードを繋げて作業しやすいです。Macbookの上にキーボードを置いて作業するスタイルもありますが、タブレットならその必要はありません。
あくまでキーボードにこだわる方に向けた話ですが、私のようなキーボード好きならタブレットと相性が良いでしょう。タブレットはメモや文章を作成するデバイスとして優秀です。
パソコンと共有して使いやすいNotionやUpNoteといったアプリと組み合わせれば作業が捗るのでおすすめ。
外出先でも手軽に写真編集したいとき
例えば一眼レフカメラで撮った写真を編集したいとき、タブレットなら外出先でも現像しやすいです。ノートパソコンでも使えないことはありませんが、重量があって重たいし荷物がかさばりやすい。
一方タブレットはUSB-C対応のSDカードリーダーがあれば写真を取り込めます。Lightroomのようなアプリならそのまま編集したものをファイル共有できますし、クラウドで同期させることも可能。
特定の状況なら、タブレットの方が使いやすいというわけです。ただしMacbook Proのように、ノートパソコン自体のディスプレイが優れていて編集しやすい性能なら話は別ですが、気軽に取り込んで編集したいのであればタブレットでも十分でしょう。
寝ながら動画を見たいとき
ただYoutubeを見たいだけなら、ノートパソコンよりタブレットの方が向いています。ノートパソコンは開いたときにキーボードがあるせいで、画面が遠くて見づらいです。
タブレットは邪魔になるものがないので画面を近づけて見やすいですし、タブレットアームを使えば寝ながら動画を見ることも可能。それにスピーカーの性能は安いタブレットでも優秀なことが多いので、コスパに優れています。
気軽に動画を見るだけなら、タブレットの方が理にかなっているというわけです。
電子ノートで勉強したいとき
iPadならApple Pencilを使って電子ノートを作れます。紙のノートと違って際限なくページを使えたり問題集を電子で読めたり、タブレットだけで完結できるのが強み。
ノートパソコンでも製品によってはペンシルに対応していますが、iPadで人気のノートアプリ「GoodNotes」はパソコン版だと満足に使えません。勉強に特化したアプリの数はタブレットが勝っています。
ただ、iPadを使った学習は操作方法やアプリの使い分けなど複雑な印象があるため、使いこなすまで時間が必要になるかも。
具体的な使い方に関しては、Youtubeで「iPadを使った学習方法」の動画を見ておくとイメージしやすくなるのでおすすめ。
結局、タブレットとノートパソコンはどっちを選べばいい?
ノートパソコンがおすすめな人の特徴
- いつでも作業できるデバイスが欲しい
- ブログやYoutubeなど副業のために使いたい
- 複雑な作業で使いたい
副業やビジネス用途などで使うなら、ノートパソコン一択です。ブラウザベースの作業ならタブレットでも可能ですが、Officeや編集ソフトなど、大抵のアプリはパソコンで行うのが快適。モニターを繋げば、複数画面で作業できるのも強みです。とりあえず持っていてい損しないでしょう。
タブレットがおすすめな人の特徴
- 持ち歩きやすくて気軽に大画面を楽しめるデバイスを使いたい
- 直感的な操作が好きで、ペンシルを使ってみたい
- パソコンの補助として使いたい
タブレットの携帯性はノートパソコンより優れているため、場所を選ばず作業をしたい方におすすめです。ペンシルを使った手書きイラストの作成、一眼レフで撮った写真の現像など、サイズ感を活かした使い方が捗ります。ノートパソコンでは使いづらい場面を、タブレットなら補えるのが魅力。タブレットだけでは使い道が見つからないという人でも、パソコンのサブ機として使うなら活躍しやすくなるでしょう。
【まとめ】どちらかに偏るより使い分けが大事
タブレットなら動画視聴や電子書籍、手書きのノート作成など場面によっては使いやすい。一方、ノートパソコンは編集作業や複数画面で作業したいときに使いやすいと感じます。
要するに、タブレットとノートパソコンは異なる役割を持っているのです。それぞれ使い分けるのが理想的ですが、どちらも購入するのはお財布に優しくない。
優先するならノートパソコンにして、タブレットはFire HDのような安価なタブレットを使ってから慣れるという手もあります。いずれにしろ、目的を明確にしてからどちらを選ぶべきか検討してみましょう。